落武者
一族郎党
逃げ延びる一団
子どもの声がかすかに届くが姿は
女たちの辛い表情
旅の疲れだけではない
人形のようなものを背にしている
足手まとい誰かが口にして
子どもの影が消えた
声だけが耳に残った
子どもの声を人形に託した
本当に大事なものを間違えている
大人にも言葉にできないこと
何処で間違えたかと言う疑問を
空腹と疲労がかき消した
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