梓川ふるさと公園

 




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梓川ふるさと公園

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唐突に公園

山間のこんなところに

人の姿は全く見えない

霊気だけが木陰から何かを窺っている

もう何年も

怖がって誰も近寄らない


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お日様が上にある時は

誰も気づかない

誰も気にしない

しかし

午後少し遅くなると

急速に影が忍び寄る

山が深く暗くなるのが早い

それ以上に早く冷気が下りてくる


聞こえていたはずの子供たちの声が

ピタとも伝わって来ない

魔の時刻

夕方6時

黒いものが動き始める

その影を見たものは

身動きが出来なくなる


不思議な形の石になって

公園の住人になる


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誰もがフィクションと言って済ましている

昼は笑っていられるが

日が落ちたら笑いがひきつる

落武者の話を急に思い出す

村人が山間に追い詰めた時の話


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取って付けたように現れた山間の公園

物語は過去のもので済まされなかった

村人が交わした約束

高齢化社会では果たせなくなってきた


*


命の代償に

子どもの声を聞かせる


*


子どもを連れて行っても

4時には引き上げます

忘れ物をしても取りに帰ることはしません


*



 

*

PV

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